奥州市 入院病床削減撤回 市長に要請 署名9137人分を提出

 奥州市の「安心して住み続けられる地域医療をめざす会」は4日、小沢昌記市長に対して、9137人分の署名を添え、奥州・金ケ崎地域の医療の充実と新市立病院の早期建設を求める要請書を提出しました。日本共産党市議団(5人)が同席しました。
コロナ禍で市立医療施設の入院ベッドを100床削減する計画は撤回すべきだとして、「めざす会」(昨年11月29日結成)は署名活動を展開。コロナ感染拡大と豪雪の中、わずか1カ月で各地から署名を集めました。
要請で宍戸美保子共同代表は、署名に託された住民の思いをくみ取り、奥州・金ケ崎地域の医療介護の計画を早く示してほしいと強調。▽市立病院・診療所のベッド削減は行わない▽産科と小児科の総合的な医療体制を早期に進める▽新市立病院では医師増員、救急医療の拡充をはかるーの4項目を要望しました。
参加者からも「ベッドを100床減らしたら、医師確保がさらに難しくなる」との声が出されました。
小沢市長は「署名は重く受け止める」と回答。医師増員は困難な課題だが、医療介護の計画には将来を見据えた内容を盛り込みたいと述べました。

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