岩手の会 南スーダン撤退要請 防衛相に求める
「戦争させない・9条壊すな!岩手の会」は1日、陸上自衛隊岩手駐屯地(滝沢市)を訪れ、稲田朋美防衛大臣と納冨中陸上自衛隊第9師団長に対し、南スーダンからの自衛隊の撤退を求める要請をしました。
同駐屯地所属の約30人を含む陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊350人は、岩手山演習場(滝沢市、八幡平市)で南スーダンへの派遣を想定した「駆け付け警護」などの訓練を実施しています。
要請書では、自衛官の息子に戦地で死なれるくらいなら「縁を切ってでも反対運動に参加する」と街頭にたった母親もいると強調。▽自衛隊に「駆け付け警護」などの新任務を付与せず、戦闘状態の南スーダンから撤退させる▽国民の多数の声に従い、安保法制の発動をやめ、廃止するーことを求めています。
抗議と横断幕を持った参加者らは、同駐屯地の門前で要請文を読み上げました。受け取った高橋重夫・指令業務室長は「上級に要請書を提出する」と回答しました。
戦争法の廃止に向けて共同の取り組みを続ける、岩手の会は県生協連、県消団連、平和環境県センター、憲法改悪反対県共同センターが幹事団体となっています。