岩手海区漁業調整委員選挙 漁民組合推薦の蔵、菅野2氏が当選

くら

蔵 徳平 氏

任期満了にともなう岩手海区漁業調整委員の選挙(3日投開票)で、岩手県漁民組合(岩手県農民連加盟)推薦の蔵徳平氏=現=(同組合長、洋野町、79歳)と菅野修一氏=新=(同組合感じ、陸前高田市、68歳)の両氏が当選しました。2氏の得票合計は1,041票(得票率15.8%)でした。

海区漁業調整委員会は、全国で64ある「海の県議会」と呼ばれる行政委員会。15人の委員のうち9人は漁民による選挙で選ばれます。海水面利用の知事諮問にこたえるとともに、水産資源の保存や漁業権にかかわる紛争解決に指示を出すことができるなど、沿岸漁業と暮らしにとって重要な役割を果たしています。

岩手海区では、4年前に蔵氏が漁協代表以外で初めて無投票当選し、今回は、両氏の当選で漁民組合の推薦委員が2人となりました。

菅野修一氏

菅野修一氏

三陸沿岸漁業は、東日本大震災からの復興の遅れ、資源の枯渇、魚価低迷などによる経営難、環太平洋連携協定(TPP)の不安と後継者難、原発による海洋汚染があり、岩手県では、刺し網によるサケの捕獲(県知事許可漁)を禁止し、小型漁船漁業者が厳しい状況となっています。

岩手県漁民組合は、2012年1月に結成し、漁業の民主化、沿岸漁業守れとの運動をしてきました。

日本共産党は、漁民組合に協力し、農民連や民主商工会の人たちとともに両氏当選のため奮闘しました。

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