支援学校バス 延長を 保護者ら教育長に要請
岩手県立みたけ支援学校保護者有志(平井正史代表)は22日、県教育委員会の佐藤一男教育長に対し、スクールバス運行の高等部まで延長を求める要請をしました。日本共産党の斉藤信県議、三田村あみこ盛岡市議が同席しました。
同校のスクールバス運行は中学部までで、保護者からは高等部でもスクールバスを利用したいとの声があがっています。平井代表は、最寄りのバス停までの送迎が直接学校までの送迎となることは保護者にとって大きな負担だと語り、「安全面はもとより、子どものより良い発達のためにも全ての希望者が利用できるようにしてほしい」と求めました。
参加した保護者からも、「子どもに公共交通機関を利用させるのは難しい」「コロナ禍でバスの利用を控え、一時期自力で送迎していたが、すごく大変だった」「新たな環境変化に子どもはとても敏感になる」などの実態が出されました。
斉藤県議は、県内の特別支援学校の高等部でスクールバスを運行していないのは同校だけで、子どもの学習権を保障する上でも実施すべきと訴えました。
佐藤教育長は「切実な声をいただいた。学校も交えて、しっかり検討させていただきたい」と回答しました。