“政府への命令” 久慈労連が憲法学習
久慈地域労連は7日、久慈市で憲法学習会を開き、40人余が参加しました。上山信一弁護士=二戸市=が「平和憲法と集団的自衛権」と題して講演をしました。
上山氏は、平和な社会で人間らしく生き、働くことは国民共通の願いであり、「日本国憲法は、その願いを明文にした『国民からの政府への命令書』だ」と強調。「海外で戦争する国づくり」を進める安倍政権のもとで戦後最大の岐路に立たされている今こそ、憲法9条の意義を再確認して生かすことが必要だと指摘し、「将来、子や孫から『どうして、あのとき戦争を止められなかったのか』と言われないように、がんばろう」と呼びかけました。
参加者から「初めて、こういう集まりに参加した。また聞きたい」「憲法は『政府への命令書』との説明に、納得した」などの感想が出されました。