核兵器廃絶国際デー 県被団協、県原水協が宣伝・署名
国連が提唱する核兵器廃絶国際デーの26日、岩手県原爆被害者団体協議会と原水爆禁止岩手県協議会は、盛岡市で、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかける共同の宣伝をしました。
広島で被爆した県被団協の三田健二郎副会長(79)は初めて街頭に立ち、つえをつきながら署名盤を持ちました。署名に応じた人に「私と同じ思いをしてほしくない」と語りかけ、「長時間立つのは大変だ」と一度は座って休みましたが、最後まで参加しました。
マイクを握った県被団協の下村次弘事務局長らは「秋の国連総会では、核兵器禁止条約の交渉開始が議論される。被爆者や国民の声と運動の成果だ。さらに世論を高めよう」と訴えました。
58歳の男性=司法書士=は「社会が核兵器廃絶に向けて動いている感じがする」と話し、74歳の女性は三田さんに対して「原爆も原発も恐ろしい。ごくろうさま」と激励しました。