核兵器禁止条約の会宣伝、日本は核廃絶へ動け
ロシアはウクライナ侵略と核兵器使用の威嚇をやめよ―。「日本政府に核兵器禁止条約批准を求める岩手県民の会」は3月26日昼、盛岡市で結成後3回目となる宣伝に取り組みました。日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める署名と、ウクライナ支援募金への協力を呼びかけました。
リレートークで三田健二郎代表(84)=県被団協会長=は「核使用をちらつかせるプーチン大統領は許せない。あの残酷な被爆体験は(どの国民にも)二度と味あわせたくない。日本政府は禁止条約を批准して、国際平和のためにリーダーシップを発揮すべきだ」と訴えました。
他の弁士も、一部政治家による「核共有」発言を批判しました。
中学生などが次々に足を止め、1時間で55人が署名。子連れの若い母親は「もしロシアが核兵器を使ったらと考えると、恐ろしい」と語り、50代の女性は「日本は被爆国なのに、核兵器廃絶へ積極的に動かない」と不満を漏らしました。