核禁条約の会が2周年集会、締約国会議にオブ参加せよ

「日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める岩手県民の会」は24日、盛岡市で結成2周年集会を開きました。ライブ配信の視聴も含めて85人が参加しました。

同会は県内で20万人を目標に署名を集めようと、2021年9月に結成されました。

代表で被爆者の三田健二郎氏(80)=県被団協会長=は、ウクライナの戦争が収まらず、核使用発言が繰り返されているのは許せないと語りました。

講演した林田光弘氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター特任研究員)は、核禁条約署名国が93、批准国が69に広がり、100を超えれば核兵器製造に携わる企業や銀行が撤退する可能性が高まると指摘。「戦争をどう防ぐかという議論が核兵器廃絶にもつながっていく」と訴えました。

林田氏、3人の高校生平和大使、原水爆禁止世界大会参加の青年がトークセッション。「ノルウェー大使館を訪れた際、日本が核廃絶をリードできていないと感じた」「初めて被爆体験を聞き、衝撃を受けた。多くの人に知ってほしい」などの発言が続きました。

県生協連の吉田敏恵専務理事は、11月27日からの核禁条約第2回締約国会議に日本をオブザーバー参加させようと強調しました。

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