歴史逆行許さず 憲法守ろう 「建国記念の日」を考える県民のつどい
盛岡市で11日、「建国記念の日」を考える県民の集いが開かれ、オンラインも含め61人が参加しました。主催は教科書・靖国神社問題岩手県市民ネットワーク、いわて労連、岩手県革新懇など7団体。「憲法施行75年、逆流許さず、平和と民主主義の憲法を守り生かす転機に」とのアピールを採択しました。
講演した小笠原基也弁護士は、「安倍元首相のような急進派よりも、岸田首相の方が野党の反発を抑えて改憲議論を進められる」という見方もあり、注意が必要だと指摘。国民の多数は改憲を望んでおらず、改憲勢力と憲法を守る勢力の違いを見極めることが大事だと強調しました。
映画監督の都鳥伸也氏=北上市在住=が最新作『戦争の足跡を追って 北上・和賀の15年戦争』を紹介。岩手陸軍飛行場など北上の戦争遺産の多くは戦意高揚の中で生まれたと説明し、当時の住民が戦争への道をたどった経緯を認識することは戦争を避ける上で重要だと話しました。