“残業代が払われない” いわて労連など コロナ電話相談
コロナ感染の急拡大で解雇や雇止めの増加が懸念されるなか、いわて労連、いわて労働相談センターは11月27日、盛岡市で電話相談を行いました。
電話をした県南の女性は「6カ月契約で1年半勤めてきた。会社が『あなたは仕事ができない』と12月からの更新を拒否。思わず『辞める』と言ってしまったが」と聞きました。
相談員は「横暴な雇止め通告の相談に乗るのは可能だ」と励まし、地元の労働組合を紹介しました。
76歳の女性は「毎日残業しても、残業代が支払われたことがない。有給休暇も取れない」と訴えました。相談員は「労働基準監督署への申告で是正させよう。労働組合に加入し、交渉で解決をめざす方法もある」と助言しました。
今回は、経営者からも「広く求人募集をしても、若者が応じてくれない。慢性的な人手不足で困っている。どうすれば・・・」と電話がかかってきました。
同センターには今年に入ってから、コロナ関連の労働相談が79件(11月26日現在)寄せられています。
いわて労連の中村健事務局長は「コロナで大変な状況だが、『仕方がない』と諦めずに労働組合へ相談を」と呼びかけています。