母親連絡会が「赤紙」配布 惨禍忘れず改憲止めよう
岩手県母親大会連絡会(鈴木まき子会長)は8日昼、盛岡市で旧日本軍の召集令状を印刷した「赤紙」を配布し、安倍9条改憲阻止の3000万人署名への協力を訴えました。参加者らは「軍国の母」として愛する息子を戦場に送り出した痛苦の歴史を繰り返さない思いから、当時の服装で宣伝し、通行人の注目を集めました。
マイクを持った亀卦川瑞枝事務局長らは、安倍政権が臨時国会閉会後の20日にも自衛隊中東派兵の閣議決定を狙っていると告発。自衛隊の武力行使の危険性が高まっており、いまこそ戦争反対と「9条改憲ノー」の声を上げようと呼びかけました。
30分で36人が署名。中学生や高校生のグループなど若者の姿が目立ちました。
8歳の息子を連れた32歳の母親は「子どもには戦争のない時代を生きてほしい」と話し、43歳の女性=教員=は「安倍首相が何と言おうと憲法9条は守らなければ」と語気を強めました。