母親連絡会が要請 積極的検査 必要です
新型コロナ感染拡大が深刻さを増すなか、岩手県母親大会連絡会(鈴木まき子会長)は26日、達増拓也知事に対して、各地で今年開催した母親集会に基づく重点要請を行いました。菊池哲副知事が応対し、日本共産党県議団が同席しました。
鈴木氏は、感染抑止のためには無症状の感染者を把握し、保護する積極的検査体制をつくることが必要だと指摘。クラスターの発生で大きな影響が出る医療機関、介護・福祉施設、保育園や幼稚園、学校や学童保育で定期的なPCR検査をすべきだと強調しました。
鈴木氏はまた、PCR検査の希望者がすぐ受けられるようにしてほしいと求めました。
他の参加者も「医療や介護の現場で『密』は避けられない。感染者を出さないように、緊迫した状態で働いている」(岩手民医連)、「保育士や児童養護施設の職員は家族関係にも気を使って、職場での感染予防に努力している。定期的な検査があれば、安心して働ける」(岩手福祉労組)と訴えました。
菊池副知事は「今後の感染状況を見ながら前向きに取り組む」と答えました。