汚染水放出に抗議 三陸の海を守れ 5団体が緊急宣伝
いわて労連、岩手県革新懇など5団体は24日、盛岡市で福島原発の汚染水(アルプス処理水)の海洋放出強行に抗議する緊急宣伝に取り組みました。20人が参加し、「三陸の海を守れ」などのプラカードを持ってアピールしました。
県革新懇の国分博文事務局長は、汚染水の放出強行は漁業者や国民との約束を一方的に破るもので、民主主義を根底から壊す暴挙だと強調しました。
「漁民は『海にこれ以上”毒”をまかないでくれ』と切実に願っている」(県農民連)、「被災3県の生協連が集めた25万人分の反対署名を無視するな」(いわて生協労組)などの訴えが次来ました。
日本共産党の吉田恭子県副委員長は「原発事故の教訓を投げ捨てて、東京電力のもうけを国民の安全や被災地の苦難よりも上に置いていいのか」と批判しました。
通りがかった男子学生(18)は「汚染水放出後の魚を食べて自分たちの体に影響はないのか。不安です」と話していました。