県原水協が「6・9行動」でヒバクシャ国際署名を訴え
岩手県原水協は6日、盛岡市大通で核兵器廃絶を求める毎月の「6・9行動」を繰り広げました。渋谷靖子代表理事らがマイクを握り、ヒバクシャ国際署名への協力を呼びかけました。ニューヨークの原水爆禁止世界大会(4月)に県代表団として派遣される佐藤誠剛氏(68)=盛岡市=も参加しました。
渋谷氏らは、核兵器禁止条約の批准が35カ国に達し、50カ国の批准後の発効が近づいていると紹介。世界では核兵器禁止は揺るぎない流れとなっており、日本でも市民の力で禁止条約に背を向ける政府の姿勢を変えていこうと訴えました。
厳しい冷え込みのなか、30分間で24人が署名。60歳の女性看護師は「禁止条約に反対する安倍さんは早く首相を辞めてほしい」と語気を強め、70歳の女性は「安倍首相が進める『戦争する国づくり』や9条改憲は嫌です」と話しました。
佐藤氏は「世界大会に行って、核兵器廃絶の具体的な展望をつかみ、心あるアメリカ人との連帯も深めたい」と語っていました。