県革新懇が国会報告会 コロナ禍 命守る共同を 高橋・木戸口・横沢氏が発言
岩手県革新懇と盛岡革新懇は9日、盛岡市で木戸口英司、横沢高徳の両参院議員(野党統一)、高橋千鶴子衆院議員(日本共産党)を迎えた「国政報告と要望懇談会」を開きました。コロナ禍から命と暮らしを守る共同を前へ進めようと78人が参加しました。
報告で木戸口氏は、野党はコロナで苦しむ現場の実態を示して対策を提案してきたが、政府の動きは鈍いと批判。横沢氏は、文化や芸術は人間が生きていく上で大事なものなのに、従事者への補償がないと指摘しました。
高橋氏は、野党が共同で持続化給付金や雇用調整助成金の拡充などを求め、実現させてきたと強調。感染が急拡大するなか、公立・公的病院の再編統合計画や「Go To トラベル」は見直すべきだと話しました。
会場からは「受診抑制が続けば倒産する医療機関も出てくる。国は減収補てんを」(県保険医協会)、「保育所は『3密』が避けられない。貧弱な最低基準の改善を」(民間保育園)、「イベントの看板製作の仕事がゼロに。消費税5%減税は切実だ」(岩商連)などの要望が出されました。
結びで高橋氏は「コロナ対策も現場の声が国政を動かしている」と語り、今後奮闘する決意を述べました。