“私学守って”1万8001通 助成拡充求め知事にはがき 私学助成をすすめる岩手の会
私学助成をすすめる岩手の会(土屋直人会長)は15日、達増拓也知事あての「私の一言」を書いた1万8001枚のはがきを添えて、私学助成の拡充を要請しました。高校教員やPTA役員18人が参加し、ふるさと振興部の佐々木淳部長らが応対しました。
原田徹郎副会長が、▽私立学校への運営費補助の増額▽国の就学支援金制度に上乗せする県の私立高校等授業料減免補助の拡充(年収590万円以上世帯)▽各教室への冷房設置の補助制度新設ーなど5項目を求めました。
山本茂樹事務局長は「2005年から取り組んできた知事あてのはがきが過去最高の枚数になった。コロナ禍での県民の思いがつまっている」と強調。今年度の県単独授業料助成額は昨年度比で3000万円(42%)減っており、増額すべきだと語りました。
県南の高校教員は「全国調査では岩手の授業料滞納率が高い」と話し、別の高校教員は「生徒会が率先してはがきを集めてくれた。来年は生徒も要請に参加を」と要望。佐々木部長は「みなさんの意見をしっかり受け止め、検討する」と答えました。