被災地の今 歩いて体感  盛岡ウォーキングクラブ

8ウォーキング 新日本スポーツ連盟岩手県連盟と盛岡ウォーキングクラブは1日、「被災地の現状を歩いて体感する視察会」(宮古市田老)を行い30人が参加しました。
田老地区は巨大二重堤防を整備し「津波防災のモデル」といわれていましたが、大震災津波で新防潮堤(チリ地震津波後建設)が一瞬で倒壊してしまいました。
参加者は、津波に耐え残った旧防潮堤に実際に登り、現地の「宮古市観光協会学ぶ防災ガイド」の方から、当時の被災状況や現在の復興状況について説明を受けました。「学ぶ防災事務所」では、震災当日に津波が田老を襲う様子もビデオで視聴しながら、田老の避難道路はすべて避難のために山に向かっていること、交差点の角を切って見通しよく整備されていること、中学生が小さい子どもやお年寄りを助けながら避難したことも紹介されました。ガイドさんの結びの言葉として「どんな大きな防潮堤を作っても、優れたシステムが発達しても油断、過信は禁物。まず高いところへ逃げること。普段から防災意識を高めることが大切」と強調されました。
参加者は「あらためて津波の恐ろしさを実感、今後も忘れてはダメだと感じた」などと感想を寄せています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です