部活・英語教育など議論 岩手民教研集会開く
雫石町で7、8の両日、岩手民教研第60回雫石集会が開かれ、教職員、地域住民、学生など120人が参加しました。
主催者の小野寺武男・民教連委員長は「新学習指導要領の問題点を学び、子どもと教育を守る実践の交流を」とあいさつしました。
全体集会では、新妻二男氏(前岩手大学教育学部長)をコーディネーターに、4人が現場の状況を報告。▽中学校3年間の観点別評価にもとづく成績が高校入試の内申の基本になるため、進路指導が困難になっている▽歯止めのない部活やスポ少▽学習指導要領に振り回されない授業づくりーなどの問題提起をうけて、活発に討論しました。
参加者からは、「小学校段階で英語教育を入れるのは重大な混乱を持ち込む。本来の外国語教育とは異質なものであり、弊害が大きい」などの厳しい意見が相次ぎました。
新妻氏は「教育現場を競争から共同の場にするように、60年間積み上げてきた民教研活動をよりどころにして、前向きにがんばろう」とまとめました。
また、教科や問題別など15の分科会で討論されました。