都南9条の会が講演会 「米国の属国」に警鐘

5都南9条の会 盛岡市で活動する、平和憲法・9条を守る都南(となん)の会は12日、10周年記念講演会を開催しました。講師のアーサー・ビナード氏(詩人=アメリカ生まれ)の訴えを、150人が聞き入りました。

ビナード氏は、安倍政権が言う「切れ目ない安全保障」は、「抑止力」強化のために、米軍と自衛隊の行動をシームレス(継ぎ目のないこと)にするものだと批判。「首都の空の管制を米軍に握られている日本が、さらに米国の属国になってしまう。他国では考えられない」と警鐘を鳴らしました。

またビナード氏は、日本国憲法9条こそ数百年にわたる人類の英知の結晶だと主張しました。

講演に先立って同会は、2015年の活動方針を決定。安倍政権が狙う「戦争立法」を阻止するために▽学習や宣伝活動を強める▽平和憲法・9条をまもる岩手の会が呼びかけた「県民アピールチラシ」の30万枚作成・配布に加わるーーことなどを確認しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です