高橋衆院議員「再び戦争と暗黒政治を許さないために」と講演
15日、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(以下「国賠同盟」)岩手県本部の女性部発足総会が盛岡市内で開かれ、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員・国賠同盟青森県本部初代女性委員長が記念講演を行いました。
はじめに高橋氏は、安倍政権が国民世論によって解散に追い込まれたこと、アベノミクスなど経済政策の破たんと日本共産党が4月に行った提言「『アベノミクス』の危険な暴走を許さず、消費税増税を中止し、国民の仕事と所得を増やす、本格的な景気回復を」の意義などについて述べました。
また、自らの青森県での活動を振り返りながら、国賠同盟の意義について、治安維持法で弾圧されたのは日本共産党員のみではなく、治安維持法そのものを知らない13歳の少女にまで弾圧が加えられたこと、その犠牲者について政府は謝罪も賠償もしていないこと、「再び戦争と暗黒政治を許さない」のは過去のスローガンではないこと、歴史の真実に目をふさぐ者は同じ過ちをくりかえすこと、「人道に関する罪に時効はない」という国際社会の到達点から、未来を展望し、平和と歴史認識が問われる中で、最も出番の時だと語りました。女性部の結成についても、女性の活躍法案廃案にもふれながら、女性の課題は全体の課題であるが、当事者である女性が声をあげることが重要、と激励しました。
記念講演のあと、発足総会が行われました。