TPP承認案採決するな 食・農ネットが宣伝
与党が28日にも衆院特別委員会でTPP(環太平洋連携協定)承認案の採決強行を狙うなか、いわて食・農ネットは27日昼、盛岡市で採決に反対する緊急の宣伝を行いました。荻原武雄会長らがマイクを握り、牛の扮装(ふんそう)をした参加者が署名への協力を呼びかけました。
荻原氏らは、多くの国民はTPPに疑問や不安を抱いており、臨時国会では十分に審議し、問題点を明らかにすべきだと強調。承認案を阻止するために、地域から声を上げようと訴えました。
30分間で19人が署名。66歳の男性=農業=は「TPPは日本の医療にも影響があると聞いた。内容を国民にきちんと説明しないで、国会で通すのは良くない」と話し、元農家という76歳の女性は「TPPで外米の輸入が増えて、米価がさらに下がるのは困る」と語気を強めました。
60代の男性は「安倍政権はダメだ。倒すために野党は(総選挙でも)共闘しないと」と注文を付けました。