10%増税中止訴えよう 岩手県消費者大会開く
2015年岩手県消費者大会(同実行委員会主催)が28日、盛岡市で開かれました。380人が参加し、平和、社会保障、被災地の復興など6つの分科会で熱心に意見交換をしました。
全体会で講演した岩本沙弓氏(大阪経済大学客員教授)は、消費税の導入と税率アップ以降、国の一般会計税収と歳出総額の差が広がり続けており、10%に増税しても財政再建はできないと指摘。「軽減税る津」などの対症療法では欠陥税制という本質は変わらないと強調し、「有権者が『増税はおかしい』と声をあげることが最大の防御になる」と力説しました。
大会では▽消費税10%増税に反対する▽大震災津波を風化させず、全国に情報を発信する▽戦争法を廃止し、憲法9条を守るーーなどを求めるアピールを採択しました。
参加者から「消費税増税を中心させるために、あきらめずに行動を起こし、政府に訴えよう」との決意表明がありました。