TPP交渉からの即時撤退を いわて食・農ネットが宣伝
いわて食・農ネットは26日、盛岡市大通でTPP交渉からの即時撤退を要求し、上から押し付けの農業「改革」に反対する宣伝をしました。岡田現三事務局長らがマイクを持ち、牛のふん装をした人たちが署名への協力を呼びかけました。
岡田氏らは、安倍政権はTPPを先取りして農業版の規制改革を進めようとしていると指摘。農協は全国とつながる連合会のメリットを生かして、農家の経営と地域の暮らしを守る役割を果たしており、上からの「改革」で弱体化させるのは許せないと訴えました。
冷え込むなか、30分で19人が署名。22歳の女子学生は「農家の祖母が『農協はどうなるのか』と心配していた」と話し、北海道釧路市から来た50歳の女性は「TPPで酪農が大打撃を受ける」と懸念を示しました。