ケア労働 賃上げを 岩手県議会 意見書可決

岩手県議会は10月17日の本会議で、医療、介護、保育、福祉などの職場で働く全ての労働者(ケア労働者)の大幅賃上げを求める意見書を、日本共産党(3人)などの賛成多数で可決しました。自民、公明の両党が反対しました。

意見書の可決は、岩手医労連(鈴木寿子委員長)が提出していた同趣旨の請願の採択をうけたものです。

意見書は、コロナ禍で政府は看護師、介護職員、保育士などの賃上げをしたが、示された金額は低く範囲も限定的で「賃金改善を実感できる水準ではなかった」と批判。10月以降の診療報酬による看護師の賃上げは、対象者が全体の4割弱、対象施設も1‣5%程度で、医療職場に差別と分断が生じると懸念を表明しています。

▽全ケア労働者を対象とした賃上げ補助を全額国庫負担で事業所や施設への支援として行う▽ケア労働者の所定内賃金を全産業平均の水準になるように対策を講じるーなど3項目を要望しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です