岩手県 インフルと新型コロナの同時検査―200以上の医療機関で対応へ
インフルエンザ流行期を迎える中での新型コロナウイルス感染症との同時検査について岩手県は、200を超える医療機関で対応できるよう調整を進めていると明らかにしました。
同時検査は11月から順次拡充し、インフルエンザ流行のピークを迎える来年1月まで対応します。
これについては20日の県議会決算特別委員会で日本共産党の斉藤信議員が質問。県側は「県医師会において各二次医療圏で発熱患者の診療・検査が可能な医療機関を募っており、診療検査体制を調整している。10月末までにきちんとした形で指定したい」と答弁していました。
斉藤氏は「地域外来・検査センターでも同時検査行うと表明したところがあり、万全の体制整備を求める」と強調しました。
同委員会では県内でのインフルエンザの過去4年間の検査件数の平均が約23万件で、今期のインフルエンザワクチン供給本数が34万本(68万人分)であることも示されました。斉藤氏は、市町村のインフルエンザ予防接種への助成は、全住民無料が6市町村、高齢者無料が23市町村まで広がっており、市町村の取り組みをしっかり支援するべきだと述べました。