県立花泉高校の1学級減を見送り―教育委員会議
10月20日開かれた教育委員会議において、県立花泉高校(一関市)の1学級減について学級減を見送ることとしました。
県教委は8月5日の県議会・商工文教委員会で平成27年度の県立学校の編制について公表し、県立花泉高校を現在の2学級から1学級に削減する方針を示しました。今年度の花泉高校の入学者は定員より50人少ない30名で、来年度も1学級を超える入学希望者が見込めないことなどが理由です。斉藤信県議は、中学校の卒業生の規模から見ても十分2学級を維持できることを示し、「中学校と高校の連携など努力や工夫の余地は大いにあり、地域の高校をしっかり守り育てる方向で検討すべき」と訴え、他の県議からも異論が相次ぎました。高田一郎県議も9月県議会の一般質問で取り上げ、党県議団・一関市議団による申し入れも行いました。
20日の教育委員会議では、県議会での議事録や党の申し入れ、一関市議会で可決された2学級の維持を求める意見書なども資料として示され、学級減を見送ることになりました。
今後は、「来年2月23日に確定する入学志願者数を見て判断」するとしており、「志願者が40名を超えた場合はそのまま2学級募集で進め、40名を割り込んだ場合には3月の教育委員会議で1学級減を決定する」としています。