【県議会】休校見直し居場所を 斉藤県議が求める
5日の県議会予算特別委員会で日本共産党の斉藤信議員が総括質疑に立ち、新型コロナウイルス対策などを取り上げました。
斉藤氏は、新型コロナウイルスの影響で、岩手医大付属病院ですらマスクや消毒液が不足しており、このままでは大変な事態になると指摘。マスクや消毒液の確保を国に働きかけてほしいと要望しました。
斉藤氏はまた、安倍首相による全国一律休校の要請は法的権限も科学的根拠もなく、自主的判断で休校を見送る自治体が広がっていると強調。狭い施設で多くの子どもを長時間受け入れる学童保育は感染リスクが高いと述べ、「保健室も給食もある学校こそ安全だ。感染者が出ていない岩手の場合は、休校を見直して居場所のない子どもを受け入れるべきだ」と要求しました。
達増拓也知事は「子どものリスクが高まらないように、登校も含めて対応を調整する」と答弁しました。
斉藤氏はさらに、県立遠野病院の総看護師長によるパワハラで看護師が2年間に17人も退職し、その改善を求めた医師2人が院長に辞職を申し出たのは「異常な事態と受け止めるべきだ」と批判。県内での医師不足が深刻ななか、この問題で医師を辞職に追い込んではならないと迫りました。