【県議会】保育予算増働きかけて 千田県議が総括質疑
岩手県議会・予算特別委員会で日本共産党の千田美津子議員が8日、総括質疑に立ちました。
県内の待機児童は732人(昨年10月現在)にのぼることについて、千田氏は「子ども・子育て支援新制度」のもとでも待機児童が増えていると指摘。「安心して預けられる認可保育園を増やすべきだ。日本の就学前教育への財政支出はOECD加盟国で最下位で、県として、保育予算の大幅増を国に働きかけてほしい」と求めました。
達増拓也知事は「教育・保育の質の改善を図るために十分な財源の確保が必要だ。引き続き国へ要望する」と答えました。
千田氏は、県立病院での医師確保について質問。県立病院の経営計画では2014年度から18年度までの5年間で109人の増員、うち14年度と15年度で51人を増員としています。しかし、15年度末では逆に11人の減員が見込まれています。千田氏は被災地の実態を伝え、「知事先頭に政策的なリードが必要だ」と強調。達増知事は「国全体で医師の計画的要請と適正配置に取り組むことを主眼とする『地域医療基本法(仮)』の草案を独自に作成し、医師の確保にも努めていく」と答弁しました。