【県議会】県立遠野病院のパワハラ是正を 斉藤氏が追及

12日の岩手県議会・予算特別委員会で日本共産党の斉藤信議員は、県立遠野病院の総看護師長によるパワハラで超過勤務を申請できなかった看護師が2年間に17人退職し、改善を求めた医師2人も辞職を申し出ている問題を追及しました。
県医療局側は、釜石労働基準監督署の指導で同病院での超過勤務の実態を調査し、「タイムカードの時刻や電子カルテのログイン時刻との突合、職員のヒアリングをしている」と説明しました。

斉藤氏は、客観的に把握できる超過勤務時間だけでも、同病院での看護師1人あたりの1カ月平均0・4時間(2019年12月現在)とは、大きく乖離するのではないかと批判。熊谷泰樹医療局長は「これから労働基準監督署との協議になるが、それを超勤時間と扱うとすれば上回るものと考える」と答えました。

斉藤氏は、総看護師長からのパワハラで、障害者認定を受けていた看護師が負担の大きい職務を命じられ、「絶望して退職を決意した」と訴えていると指摘。熊谷局長は「看護科の配置体制の検討をしている」と述べ、2人の医師については勤務を継続する場合の条件を聞きながら面談を重ね、慰留に努めていると答弁しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です