小中高 30人学級に 県議団が県教育長に申し入れ
日本共産党岩手県議団は9日、佐藤博県教育長に対して、「新型コロナ感染から子どもや教職員の命と健康を守り、子どもの学習権や豊かな学びの保障を求める申し入れ」をしました。斉藤信、高田一郎、千田美津子の各県議が参加しました。
斉藤氏は、感染対策で学校と子どもたちには「新しい生活様式」への移行が求められており、政府・専門家会議が提起している身体的距離の確保(2㍍、最低1㍍)には20人規模の学級が必要だと強調。県内には31人以上の学級が小学校で495、中学校で479あり、県立高校は40人学級になっており、いまこそ30人学級の実現に取り組むべきだと主張しました。
その上で、▽30人学級の実現で実質20人規模の学級にする▽小中高の修学旅行は行先の変更も含めて実施する▽学習の遅れは、授業時間を増やすのではなく「学習内容の精選」で対応する▽部活動は感染対策を徹底しつつ、県地区レベルでの大会開催をめざす▽学校9月入学の断念を求める―など10項目を要請しました。
佐藤教育長は「何よりも、子どもの学びの保障を大事に取り組んできた。修学旅行や部活動についても検討したい」と答えました。