岩手県議選 公約実現へ3氏決意 高田氏「訴え手応え」
一関選挙区(定数5)では、日本共産党の高田一郎氏(64)が4期目の当選を果たしました。
高田氏の選挙事務所には午後8時ごろから支持者が集まり始め、開票速報を見守りました。10時過ぎに三枚山光裕両磐地区委員長が「8465票を獲得し、5位で当選しました」と報告すると、支持者から大きな拍手がわきました。
同市花泉町の女性(88)は、「一度民間に委託された花泉病院を県立に戻そうと住民運動の際は、高田さんにはお世話にんあり、今回の結果はうれしい。友人も年金が少なく高齢者施設に入れないでいます。少ない年金で入れる特養ホームの増設を実現してほしい」と語りました。
高田氏は、猛暑の中で支持拡大に取り組んだ党支部や後援会、支持者に感謝を表明。選挙期間中、選挙の争点となった県立病院の維持や達増県政を支える党県議団の役割を示し、子育て支援3つのゼロや加齢性難聴者への補聴器購入補助などの政策の訴えに手応えがあり、市民の共感が広がったと話しました。
高田氏は「被災した県立3病院などを再建させ守ってきたが、『県立病院を本当に縮小させていいのか』との訴えに力の入る選挙でした。再選した達増知事と力を合わせて県民要求を実現し、公約実現のために頑張りたい」と語りました。