新型コロナ「第9波」緊急対策を 達増知事に要請

日本共産党岩手県委員会と同県議団は15日、達増拓也知事に対し、新型コロナ感染第9波への対応についての7項目の緊急申し入れをしました。菅原則勝委員長、斉藤信、高田一郎の両県議、千田美津子前県議、吉田恭子衆院東北比例予定候補が参加しました。

県が6日に公表した感染状況によると、1定点医療機関での1週間当たりの患者数は35.24で、全国1位の感染者数となっています。盛岡医療圏では推計患者数が3723人に達し、第8波のピークの3484人を突破。県内での感染状況は第9波の真っただ中にあります。

菅原氏は、第9波から県民の命と健康を守ることは県政の重要な課題だと語りました。

斉藤氏は、感染拡大の状況や医療現場の実態について積極的に情報を発信し、コロナ感染の死者数を把握して公表すべきだと指摘。高齢者施設と学校のクラスター対策や、医療・高齢者施設での頻回検査への支援を強めてほしいと述べました。

国に病床確保への支援継続と、公費でのワクチン接種の継続を求めるべきだと提起。後遺症対策を強化し、死者430人を出した第8波の対応を検証してほしいと訴えました。

達増知事は「これだけ感染者数が増えているのに、国が対策を緩めるのは現実的ではない」と表明。要請内容を検討し、対応したいと答えました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です