県立病院でのパワハラ解決を 県議会決算特別委で斉藤県議

 岩手県議会決算特別委員会で10月27日、日本共産党の斉藤信議員が質疑に立ち、大船渡市にある県立大船渡病院の看護師の超過勤務時間が、今年度に入って激減している問題を取り上げました。

4月から同病院に赴任した総看護師長のパワハラで「超過勤務の申請が認められなくなった」との告発がありました。同病院の看護師1人当たりの月平均超過勤務時間は、昨年4~8月が10・8時間でしたが、今年4~8月は3・5時間まで激減しています。

小原重幸医療局長は「超過勤務の申請が認められなくなったことはないが、申請しづらい雰囲気があるという話を受けている。状況を確認し、必要な対応をするように病院と調整している」との答弁にとどまりました。

斉藤氏は、「超勤しても圧力が強すぎて超勤申請できない」「申請をしても差し戻される」「業務量が多く、退勤した形で働いている」などの声が寄せられたと紹介しました。

この総看護師長が過去に県立遠野病院(遠野市)でも同様のパワハラを行い、看護師23人が退職に追い込まれ、87人に2400万円以上の不払い超過勤務手当が支払われたと指摘。「同じ過ちを繰り返さず、早期解決を」と求めました。

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