県立病院看護師の大幅増を  斉藤県議が県議会で迫る

岩手県立遠野病院の看護師の相次ぐ離職が問題になるなか、日本共産党の斉藤信県議は5日の県議会決算特別委員会で、県立病院看護師の深刻な労働実態を示し、抜本的増員を迫りました。

県立病院で2018年度に、年次有給休暇取得5日未満の看護師は798人(24・9%)、月9日夜勤の看護師は延べ706人に上ります。

斉藤議員は、「子どもの行事をはじめ、必要な時に年次有給休暇が取れない」など看護師の切実な声を紹介。「問題の根本は看護師の数が少な過ぎることにある」と指摘し、労働条件の改善を進めるためにも看護師の抜本的増員を行うべきだと求めました。

県側は「今年度は前倒し採用で人員確保に努めており、看護師のワークライフバランスが図られるように、今後も夜勤回数抑制に向けて取り組む」と答えました。

斉藤議員はまた、県立遠野病院の看護師の相次ぐ離職は「外来と病棟看護の一元化や二交代制勤務を職員の合意なく強行したことに原因があるのではないか」と追及しました。

県側は、一元化で柔軟な勤務シフトが可能になり、二交代制も職員アンケートで全員が「導入したい」と回答したと述べました。

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