統一協会と自民 癒着 斉藤県議が実態告発
10月12日の岩手県議会で日本共産党の斉藤信議員は「県内での自民党と統一協会との癒着は極めて深刻だ」と実態を告発しました。高田一郎議員の関連質問で取り上げました。
朝日新聞の調査によると、7月に参院岩手選挙区で当選した広瀬めぐみ氏は「5~6月ごろ支援者に誘われて盛岡市の教会を訪れ、責任者にあいさつをした」と回答。自民党県議も6月に統一協会を訪問し、自分や広瀬氏の話をしたと明らかにしています。
斉藤氏は、自民党が反社会的団体の統一協会に参院選への支援を要請するのは、「重大な癒着であり、霊感商法や献金の被害者、県民に背を向ける許されない行為だ」と批判。達増拓也知事に認識を問いました。
達増知事は、国会議員や県議が選挙や政治活動で支援を受ければ「団体(統一協会)の信者や勧誘相手に対して、正当性を宣伝する材料になりうるので問題だ」と答えました。
斉藤氏はまた、多くの裁判例がある統一協会について、政府は宗教法人法に基づく解散請求をすべきではないかと質問。達増知事は「解散請求は被害者の救済と被害の防止に対し、有力な一歩となりうるものと考える」と答弁しました。