観光業 支援強化を 党県委員会、県議団が知事に要請
日本共産党岩手県委員会と県議団は5日、達増拓也知事に対してコロナ禍で深刻な売り上げ減少が続いている観光業への緊急の支援強化を申し入れました。斉藤信、高田一郎、千田美津子の各県議、吉田恭子衆院岩手1区予定候補が参加し、岩渕伸也商工労働観光部長らが応対しました。
斉藤氏は、県が昨年から県民の県内宿泊割引を3度実施し、宿泊業の経営を支える大きな役割を果たしてきたと評価。全国的な感染拡大で首都圏からの誘客はしばらく望めず、4月から始まった「いわて旅応援プロジェクト」も22日で終了する予定で、観光業の危機的状況の打開には、さらなる支援が求められると強調しました。
その上で▽感染状況をふまえ同プロジェクトの第2弾を22日以降も実施する▽必融資の支援を継続し、返済期間延長の金融支援を強める▽伝統さんさ踊りのホテル等での公演など伝統芸能と観光振興の一体的取り組む▽◇修学旅行の誘致の取り組みを強化―など7項目を要望しました。
岩渕部長は、県も観光業への支援強化が必要だと考え、保和衛・副知事が観光庁に出向いて要請してきたと説明。伝統芸能や修学旅行に関する取り組みも検討したいと答えました。