高3自殺 遺族の要望にこたえた第三者委員会の早期設置を 党県議団が申し入れ

 県中央部の県立高校3年バレー部員の自殺事件を県議会9月定例会で取り上げた日本共産党県議団(斉藤信、高田一郎、千田美津子)は15日、高橋嘉行県教育長に対して、遺族の要望に応えた第三者委員会の早期設置を申し入れました。

県教委の調査や県議会での審議では、バレー部員への顧問の暴言が「スポーツ界における暴力行為根絶宣言」(2013年)でいう「暴力行為」に当たることが、明らかになりました。

斉藤氏は、顧問が前任の県立高校時代のバレー部員への暴言暴力行為で訴えられ、17年11月の判決で暴言などの不法行為が認定されたと指摘。県教委が顧問を処分せず、別の高校バレー部員の自殺を招いた事態は重大であり、「県教委の対応と責任が問われる」と批判しました。

斉藤氏は▽県教委の対応自身が調査対象であり、第三者委員会の設置は遺族の要望を踏まえて協議し、納得を得て進める▽早期に第三者委員会を設置するーことを求めました。

高橋教育長は「遺族の要望に極力応え、早期に設置する。要望された弁護士の委員は日弁連に推薦を要請している」と答えました。

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