「大軍拡・大増税ノー」党県委宣伝に反響「戦争に向かうのが怖い」
日本共産党岩手県委員会、同盛岡地区委員会は9日昼、盛岡市で岸田政権が狙う大軍拡と大増税に反対する宣伝に取り組みました。冷え込むなか、菅原則勝県委員長と斉藤信県議がマイクを握り、勤務員らが「しんぶん赤旗」号外を配布しながら署名への協力を呼びかけました。
菅原氏は、岸田政権が進める敵基地攻撃能力の保有は、アメリカとともに自衛隊が相手国を先制攻撃するものだと批判。日本は戦争の準備をするのではなく、対話と外交で戦争を避ける努力を強めるべきだと訴えました。
斉藤氏は、国会の参考人質疑で元海上自衛隊幹部が「43兆円の軍事費は社会の体力を逆に奪う」と発言したと紹介。憲法を踏みにじり、平和と暮らしを破壊する大軍拡を阻止しようと述べました。
息子と一緒に署名した51歳の女性=パート=は「日本が戦争に向かっていきそうで怖い。安心できない世の中だ」と顔を曇らせました。66歳の女性は「岸田首相を早く辞めさせないと」と語気を強めました。