「岩手から新しい政治を」 4野党が合同街宣
安倍首相の辞任表明によって政局が不安定で、流動的な局面を迎える中、岩手県内の国政4野党は5日昼、盛岡市のJR盛岡駅前で合同街頭演説を開きました。
各弁士は「野党共闘の源流である岩手から共闘をさらに発展させて、安倍政権に代わる新しい政治を」と訴えました。
国民民主党(野党統一)の横沢高徳参院議員は、安倍首相が辞めても、コロナ禍で収入が激減した飲食業や農林水産業への支援は待ったなしなど力説。立憲民主党県連合の中村起子幹事長は、合流新党になるが、岩手の共闘をパワーアップしていくと語りました。
社民党県連合の小西和子代表は「安倍政権の7年8カ月は負の遺産ばかりだった」と指摘。国民民主党(野党統一)の木戸口英司参院議員は、菅官房長官が沖縄の米軍新基地建設や安倍首相の疑惑隠しを進めてきたと批判しました。
日本共産党県委員会の斉藤信副委員長は、安倍首相辞任はあらゆる面での行き詰まりの結果だと強調。安倍政治に決着をつけるのは総選挙であり、「市民と野党の共闘勝利で野党連合政権の実現を」と呼びかけました。
演説後、各弁士は聴衆と一緒に「団結がんばろう」を行い、結束をアピールしました。