【金ケ崎町議会】インボイス実施延期せよ 意見書を可決
金ケ崎町議会は9日、消費税の適格請求書保存方式(インボイス制度)の実施延期を求める意見書を、日本共産党の阿部隆一議員を含む全会一致で可決しました。
同趣旨の意見書の可決は県内の市町村議会では初めてです。
意見書は、日本商工会議所が6月に行った調査の中で「中小企業全体の4割超、売上高1千万円以下の中小企業では約6割がまだ何も手を付けていない状況」だと述べていると指摘。地元の胆江地域でも「内職をしているが、発注先の業者からインボイス登録を求められた。月数万円の収入でも消費税を納めるのかと困惑している」などの事態が生じていると強調しています。
こうした実態に照らして考えれば、来年10月からのインボイスの実態は延期すべきだと要求しています。
意見書可決は、消費税廃止胆江地区各界連絡会(亀梨恒男会長)が町議会に提出した請願の採択を受けたものです。