【岩手県母親大会】 未来のため つながろう 復興・平和など討議

第67回岩手県母親大会(同実行委員会主催)が5日、陸前高田市の「奇跡の一本松ホール」をメイン会場に開かれました。541人が参加し、大震災津波からの復興、憲法9条と平和、気候危機など7つの分科会で熱心に討議しました。

全体会であいさつした鈴木まき子実行委員長は、岸田政権による社会保障の削減や軍事費増額など「戦争への道を見逃すことはできない。子どもの未来のためにつながろう」と呼びかけました。

被災後の同市に何度も足を運んだフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが記念講演。戦火のウクライナやシリアで避難民の実態を撮影し、発信してきたと語り、「子どもの表情は社会の指標です。戦争で子どもが笑わない社会ではいけない」と訴えました。

陸前高田母親実行委員会の人たちなどが、被災直後からの避難所での炊き出しや、ウクライナ支援募金の活動について報告。この間の支援に感謝し、「命を大切に、負けないで生きましょう」と述べました。米崎小学校の児童らが「重倉太鼓」を披露し、大きな拍手を受けました。

戸羽太市長、いわて労連の中野るみ子議長が来賓あいさつ。戸羽市長は「みなさんのおかげでハード部分の復興はすべて完成しました。国は国民や子どもが幸せを感じるような施策を進めてほしい」と話しました。達増拓也知事からメッセージが寄せられました。

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