高橋・畠山両衆院議員が被災地調査 「住宅再建など国の支援拡充を」
高橋千鶴子、畠山和也両衆院議員は19、20の両日、東日本大震災で被災した大船渡市と山田町、岩手県庁を訪れ、住宅再建などの現状を調査しました。
高橋議員らは、大船渡市で角田陽介副市長と懇談。同市では1800戸整備した仮設住宅に、今も約900世帯が暮らしており、そのうち、住宅再建の意向がわからない世帯が250世帯いることから、角田副市長は「昨年4月に市と支援団体で立ち上げた協議会で再建を支援していく」と説明しました。
また、高橋議員らは、大船渡民商と、防災集団移転で自宅を再建した被災者とも懇談しました。
73歳の男性は「金銭的に無理をして建てた。息子がいなければローンも組めなかっ。国の被災者生活再建支援金に、県・市の独自上乗せ支援金があったので自宅再建に踏み切れた」と訴えました。
滝田松男大船渡市議が同行しました。
山田町では、佐藤信逸町長らと懇談。住宅再建支援の担当者は国の被災者生活再建支援金について「建設単価が上がっていることも考慮すべき」と話しました。
佐藤町長は、災害公営住宅について「被災者が入居した後は、年々空き室が増えることが予想される。町営住宅の老朽化もあり、組み合わせた利用が検討課題になると思う」と意向を示しました。
高橋議員は再建支援について「県と自治体の独自支援の効果を学び、国の支援金の拡充をやりたい」と話しました。
今年秋ごろ再建予定で、仮設診療所で再開している県立山田病院では、宮本伸也病院長と懇談。医師や、患者給食の調理員の確保で苦労している中でも、自分たちの病院が建つことでスタッフや患者の活力になっていることなどを説明しました。
高田一郎県議、木村洋子山田町議が同行しました。
県庁での調査については、斉藤信県議団長のホームページからご覧ください。http://www.saito-shin.sakura.ne.jp/